一般に“運動器”と言いますが、体を動かすのに必要な器官すなわち骨、筋肉、関節、末梢神経、背骨の病気、けがを扱います。具体的には
などです。
基本方針は、できるだけ安全に、できるだけ手術をせずに、できるだけ早く治る様に、できるだけ確実に治療をすることです。そのため、ご自身の状態を十分理解していただく事が必要ですので、可能な限り説明に時間を取ってお話をさせていただきます。
麻酔科と連携し各種ブロック療法を併用したり、時には地元の開業医の先生に温熱療法や牽引療法をお願いしたりして多角的な治療体系を組んでいます。それらの治療で良くならない方を対象に手術を検討します。
当院で行っている手術は一部ですが以下の通りです。
もともとの関節の機能を温存し、その機能が十分発揮できる様な治療法を考えます。なるべく手術をせず、注射などの薬物療法やリハビリテーションなどで症状の改善をはかりますが、関節の破壊が強い場合には手術療法を取らざるを得ない場合もあります。
また、毎週木曜日の午後にリウマチ外来を専門外来として設け専門医が治療を行っています。
当院で行っている手術は一部ですが以下の通りです。
必要な場合はなるべく早く手術をして、できるだけ早くリハビリテーションを開始することで単に外傷が治るだけではなく、全体の機能温存を優先させることを治療の基本にしています。そのため、緊急手術は24時間、365日対応で行える様になっています。
MRI 、CT、脊髄造影、関節造影、筋電図などの生理学検査、骨シンチなどのRI検査などを必要に応じて行います。
毎週2回、手術前、手術後、診療上判断に困っている症例などを持ち寄って、スタッフ全員で検討会をしています。これによって、いろいろな意見を治療に反映できる様にしています。