医療関係者の方

採用情報

サイト内検索

糖尿病

糖尿病

概要

糖尿病は慢性的に血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高値を呈する代謝疾患群です。健康な状態では、膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンにより血糖値が高くなりすぎないようコントロールされますが、糖尿病ではインスリンの作用が不足するために血糖値が異常高値を呈することになります。

原因・症状

糖尿病の症状には、多尿、口喝、易疲労感、体重減少などがあります。まったく自覚症状がなく、健診などで指摘されて初めて気づかれる場合もあります。
主な糖尿病のタイプには以下のようなものがあります。

1)1型糖尿病

免疫系の攻撃により膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンの分泌が絶対的に不足します。若年で発症することが多く、インスリン注射による治療が必要です。

2)2型糖尿病

肥満、運動不足、過食、偏食などの生活習慣や、遺伝的な要因が関与して発症します。主としてインスリンの分泌が不足する場合と、主としてインスリンの作用が肝臓や筋肉などの臓器で発揮されにくい場合と、あるいはその両方の要因が少しづつ関与している場合とがあります。

検査

血糖値やHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)値を測定して診断をしたり、コントロール状態を評価したりします。HbA1c値は過去1~2か月間の平均的な血糖値の状況を評価するための検査です。また糖尿病の診断を確定するためにブドウ糖負荷試験を行うこともあります。

治療

食事療法、運動療法、薬物療法が治療の3本柱です。糖尿病の管理は日常生活に密接につながっており、患者自身が積極的に行う事が重要です。

内科 紹介

内科は全人的・総合的な観点から診療を行い、きっちりと診断・治療ができることが大切です。また、近年、分野によっては、より専門で高度な医療を提供することが求められています。当院内科では、総合診療科と分野別の専門内科が協力しつつ、これらを両立して地域医療に貢献できるように取り組んでいます。

2012年度から創設された総合診療科は、現在、内科診療において当院の入り口でもあり、柱でもあります。複数の疾患を併発されていたり、どの分野の疾患なのか等がわからない場合に、総合診療科を受診していただければ、無駄なく的確な診断・治療方針が得られることと思われます。また、地域の高齢化にともない、総合診療科と内科は地域支援医療にも積極的に取り組んでいます。

専門内科については、循環器内科と神経内科は独立しており、その他の分野の内科を専門として扱っています。消化器(内視鏡、肝臓)内科、糖尿病、血液の分野に専門医が常勤しています。

残念ながら、呼吸器内科、膠原病、甲状腺、内分泌、感染症の専門医は不在の状態です。また、専門医がいても、一人で診療を行っているところもありますので、十分な対応ができない場合もあります。今後、各分野の専門医が途切れないよう、また、不在の専門分野の診療体制を何とか構築できるように努力しているところです。

内科

一覧へ戻る

pagetop