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黄疸(悪性胆道狭窄)

黄疸(悪性胆道狭窄)

概要

膵がんや胆管がんが大きくなると胆管が狭窄・途絶し、胆管内の胆汁の流れが悪くなり、黄疸や胆管炎が発生します。胆管結石や胆嚢炎と異なり、腹痛や黄疸は徐々に発生するのが特徴です。

治療

黄疸(悪性胆道狭窄)に対する内視鏡治療・経皮的治療

  • 内視鏡的胆管ドレナージ(ERBD)
    内視鏡でプラスチックステント(プラスチック製の細くて柔らかいチューブ)を胆管内に留置して、胆汁の流れを良くします。チューブは2-3カ月で閉塞することが多く、閉塞したら交換します。
    症例によっては閉塞しにくい金属ステント(金属製の太くて柔らかいチューブ)を胆管内に留置することもあります。
  • 経皮経肝胆管ドレナージ(PTCD)
    内視鏡治療が難しい場合には、腹部超音波で確認しながらお腹や脇腹から穿刺し、チューブを皮膚・肝臓を経由して胆管内に留置します。うっ滞した胆汁がチューブを通って持続的に排液されます。
金属ステントによるERBD

金属ステントによるERBD

内科 紹介

内科は全人的・総合的な観点から診療を行い、きっちりと診断・治療ができることが大切です。また、近年、分野によっては、より専門で高度な医療を提供することが求められています。当院内科では、総合診療科と分野別の専門内科が協力しつつ、これらを両立して地域医療に貢献できるように取り組んでいます。

2012年度から創設された総合診療科は、現在、内科診療において当院の入り口でもあり、柱でもあります。複数の疾患を併発されていたり、どの分野の疾患なのか等がわからない場合に、総合診療科を受診していただければ、無駄なく的確な診断・治療方針が得られることと思われます。また、地域の高齢化にともない、総合診療科と内科は地域支援医療にも積極的に取り組んでいます。

専門内科については、循環器内科と神経内科は独立しており、その他の分野の内科を専門として扱っています。消化器(内視鏡、肝臓)内科、糖尿病、血液の分野に専門医が常勤しています。

残念ながら、呼吸器内科、膠原病、甲状腺、内分泌、感染症の専門医は不在の状態です。また、専門医がいても、一人で診療を行っているところもありますので、十分な対応ができない場合もあります。今後、各分野の専門医が途切れないよう、また、不在の専門分野の診療体制を何とか構築できるように努力しているところです。

内科

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