胃がん
概要
胃がんは日本人のがんで最も多く、がん死の第2位であり、日本人の4-5%は胃がんで死亡しています(がん死の1位は肺がん)。しかし、胃がんも転移する前に見つかれば、治療による根治が期待されます。さらに早期がんで見つかれば、多くの場合、内視鏡治療で根治できます。
検査
胃がんの内視鏡診断
当院では年間5000-6000件の上部消化管内視鏡(胃カメラ)を施行しています。胃がんの発見には胃透視(バリウム検査)よりも胃カメラの方が優れていますが、どうしても胃カメラが苦手な方のために経鼻内視鏡も行っています。
当院ではNBI拡大観察による胃がん診断を行っています。胃がんの悪性度・拡がりを正確に診断することが可能となり、治療成績の向上に寄与しています。
※NBI(narrow-band imaging)拡大観察
内視鏡から出る光の波長を調整し、拡大内視鏡(ズーム機能の付いた内視鏡)を用いることで、粘膜表面の微細構造と毛細血管を確認して、がんの性状をより詳しく調べる観察方法です。
治療
胃がんの内視鏡治療
当院では2005年から内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を導入しており、専門施設で数多くの症例を経験してきた内視鏡専門医が治療を行っています。この治療により、従来の方法(内視鏡的粘膜切除術:EMR)では切除が難しかった大きながんや潰瘍を合併したがんも、内視鏡で切除できるようになりました。
当院での実際の症例
約7cmの大きな早期胃がんです。
精密検査で転移がない、粘膜表層に留まる浅いがんと診断されました。
これまでは開腹手術されていた症例ですが、ESDの導入によって内視鏡で切除できるようになりました。
内科 紹介
内科は全人的・総合的な観点から診療を行い、きっちりと診断・治療ができることが大切です。また、近年、分野によっては、より専門で高度な医療を提供することが求められています。当院内科では、総合診療科と分野別の専門内科が協力しつつ、これらを両立して地域医療に貢献できるように取り組んでいます。
2012年度から創設された総合診療科は、現在、内科診療において当院の入り口でもあり、柱でもあります。複数の疾患を併発されていたり、どの分野の疾患なのか等がわからない場合に、総合診療科を受診していただければ、無駄なく的確な診断・治療方針が得られることと思われます。また、地域の高齢化にともない、総合診療科と内科は地域支援医療にも積極的に取り組んでいます。
専門内科については、循環器内科と神経内科は独立しており、その他の分野の内科を専門として扱っています。消化器(内視鏡、肝臓)内科、糖尿病、血液の分野に専門医が常勤しています。
残念ながら、呼吸器内科、膠原病、甲状腺、内分泌、感染症の専門医は不在の状態です。また、専門医がいても、一人で診療を行っているところもありますので、十分な対応ができない場合もあります。今後、各分野の専門医が途切れないよう、また、不在の専門分野の診療体制を何とか構築できるように努力しているところです。
内科
内科は全人的・総合的な観点から診療を行い、きっちりと診断・治療ができることが大切です。また、近年、分野によっては、より専門で高度な医療を提供することが求められています。当院内科では、総合診療科と分野別の専門内科が協力しつつ、これらを両立して地域医療に貢献できるように取り組んでいます。
2012年度から創設された総合診療科は、現在、内科診療において当院の入り口でもあり、柱でもあります。複数の疾患を併発されていたり、どの分野の疾患なのか等がわからない場合に、総合診療科を受診していただければ、無駄なく的確な診断・治療方針が得られることと思われます。また、地域の高齢化にともない、総合診療科と内科は地域支援医療にも積極的に取り組んでいます。
専門内科については、循環器内科と神経内科は独立しており、その他の分野の内科を専門として扱っています。消化器(内視鏡、肝臓)内科、糖尿病、血液の分野に専門医が常勤しています。
残念ながら、呼吸器内科、膠原病、甲状腺、内分泌、感染症の専門医は不在の状態です。また、専門医がいても、一人で診療を行っているところもありますので、十分な対応ができない場合もあります。今後、各分野の専門医が途切れないよう、また、不在の専門分野の診療体制を何とか構築できるように努力しているところです。
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