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胆管結石

胆管結石

概要

胆管結石は、胆道(胆嚢から肝臓までの胆管)内に形成される結石(石)です。これらの石は胆汁中の成分が結晶化し、大きな塊となって胆管内で形成されることがあります。主にコレステロールやビリルビンが関与することがあります。

原因・症状

主な原因として、以下のような要因が挙げられます。

胆汁成分の不均衡

胆汁に含まれる成分(コレステロール、ビリルビン)のバランスが崩れ、結晶が形成されやすくなることがあります。

胆嚢の収縮不全

胆嚢が正常に収縮しないと、胆汁が滞留し結石の形成が促進されることがあります。

胆嚢の炎症

胆嚢が炎症を起こすと、胆汁の排出が不十分となり、結石が形成されやすくなります。

遺伝的要因

家族歴や遺伝的な要因も関与することがあります。

胆管結石の主な症状には以下が含まれます。

腹痛

胆管が結石で閉塞されると、鋭い痛みが発生します。特に食事後に痛みが強くなることがあります。

黄疸

胆管結石が肝臓の胆汁排泄を妨げると、黄疸(皮膚や目の黄ばみ)が発生することがあります。

発熱や悪寒

胆管が感染すると、発熱や悪寒などの全身症状が現れることがあります。

吐き気や嘔吐

胆石の症状には胆汁の流れの阻害による吐き気や嘔吐も含まれます。

検査

診断は主に超音波検査やCTスキャン、MRI、血液検査などを行ないます。

治療

胆管結石の治療には、薬物療法や内視鏡的な手術(ERCP:内視鏡的逆行性胆管造影)などがあります。一部の症例では外科手術が必要となることもあります。症状の重篤さや合併症の有無によって治療法が選択されます。当院では、症状に合わせて外科とも連携し、治療を行っています。

内科 紹介

内科は全人的・総合的な観点から診療を行い、きっちりと診断・治療ができることが大切です。また、近年、分野によっては、より専門で高度な医療を提供することが求められています。当院内科では、総合診療科と分野別の専門内科が協力しつつ、これらを両立して地域医療に貢献できるように取り組んでいます。

2012年度から創設された総合診療科は、現在、内科診療において当院の入り口でもあり、柱でもあります。複数の疾患を併発されていたり、どの分野の疾患なのか等がわからない場合に、総合診療科を受診していただければ、無駄なく的確な診断・治療方針が得られることと思われます。また、地域の高齢化にともない、総合診療科と内科は地域支援医療にも積極的に取り組んでいます。

専門内科については、循環器内科と神経内科は独立しており、その他の分野の内科を専門として扱っています。消化器(内視鏡、肝臓)内科、糖尿病、血液の分野に専門医が常勤しています。

残念ながら、呼吸器内科、膠原病、甲状腺、内分泌、感染症の専門医は不在の状態です。また、専門医がいても、一人で診療を行っているところもありますので、十分な対応ができない場合もあります。今後、各分野の専門医が途切れないよう、また、不在の専門分野の診療体制を何とか構築できるように努力しているところです。

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