MRI
MRI(磁気共鳴画像法)とは、身体の内部を見るための画像診断技術の1つです。
この技術は、強力な磁場と無害な無線波を使って、精周細な断層画像を生成し主に脳、脊椎、関節、内臓などの詳細な構造を観察するために利用されています。
MRIはX線を使用しないため、被曝の心配がなく、安全性が高いとされています。患者さんは磁気共鳴による画像診断中、放射線の被曝を受けずに、体内の異常や疾患の診断が可能です。
MRIの検査は、脳梗塞、腫瘍、関節の損傷、脊髄疾患など、様々な疾患の早期発見や診断に貢献しています。患者さんにとっては、痛みや不快感が少なく、診断精度が高いため、安心できる検査法と言えます。
医学の進歩において欠かせないMRIは、病気の早期発見や治療のプランニングにおいて重要なツールとなっています。
当院のMRI
令和6年3月に新型のMRI(Philips MR5300)を導入しました。
従来の機器より、詳細かつ高画質な画像を生成するために設計された技術革新が数多く搭載されており、システムの基本性能だけではなく、様々なアプリケーションにより画像診断の信頼性を高めています。
臨床的に難易度の高い複雑なタスクに対しても、SmartSpeed AI(高速化・高画質化技術)などのサポートによる高精度なノイズ除去技術を用いたより高画質な撮像が可能となります。
また、MRI検査時間の大幅な短縮や大口径で圧迫感のない装置設計により患者さんの検査ストレスの軽減に寄与しています。