内視鏡検査
経鼻内視鏡システム
一般的な内視鏡は直径10mm前後で、口から挿入して検査を行いますが、この度導入した経鼻内視鏡システムは直径5.4mmと鉛筆より細く、内視鏡検査における患者さんの苦痛低減に貢献します。
細い内視鏡システムは、通常のものより画質が落ちる傾向にありますが、この経鼻内視鏡システムは非常に高画質でノイズが少ないため、正確な診断が可能となっています。
担当医からひとこと
これまでは、当院にある経鼻内視鏡は経口のものに比べ、画質が劣るため積極的には薦めていませんでした。今回導入した新しい経鼻内視鏡は圧倒的な画質の良さがうりです。私も自信をもってお薦めします!
胆管・胆道鏡システム
膵臓と十二指腸の間にある「胆管」は、細い器官であるため、これまでは内部の観察は困難でした。
この度導入した胆管・胆道鏡システムは、胃カメラ検査のように口から管を入れ、非常に細い胆道鏡を胆管に挿入し、胆管の内部を観察することができます。また、胆管内部の組織を採取することも可能です。その組織を検査することで、診断の精度が格段に向上します。
担当医からひとこと
これまで、胆石症・胆道がんの検査・治療はレントゲン写真を使用してのものが中心でしたが、胆管・胆道鏡システムによって直接、処置・観察が可能となり、より正確な診断と適切な治療に貢献できると考えています。