細径子宮鏡手術
子宮鏡手術とは?
子宮鏡手術とは、不正性器出血や過多月経、不妊症の原因となる子宮内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫に対して、お腹を切らずに切除できる低侵襲な術式です。
子宮の入り口から子宮鏡という細い内視鏡を挿入し、子宮内の病変を直接モニターで確認しながら切除することが可能です。
機器紹介

当院では、2025年7月にHologic®社の「OmniTM ヒステロスコープ」という太さが非常に細い硬性子宮鏡を導入しました。径の太さが3~6mmと細いため、患者さんへの負担軽減が期待できます。この機器に「MyoSureTM ティッシュリムーバルシステム」という病変を切除する機器を組み合わせて手術を行います。従来のものと違い、電気メスを用いない非通電性のため、子宮内膜への熱損傷がなく、子宮の機能を温存しながら治療することが可能です。
今回導入した機器を用いることで組織の切除と回収が容易となり、短時間で手術を終えることができます。

細径子宮鏡を用いた手術の様子
当院で行った細径子宮鏡手術の動画です。
大きな子宮内膜ポリープを切除しています。
保険適用について
これらの機器を使用した手術は、保険適用の対象となります。
場合によっては手術が難しいこともありますので、細径子宮鏡による手術が可能かどうかは、当院産婦人科外来までご相談ください。







