ワークライフバランスとは「仕事と家庭の両立」「仕事と生活の調和」などと表現されることが多いのですが、一人ひとりが仕事にやりがい感をもって生き生きと働くことができ、家庭(育児、介護なども含む)や地域においても充実した時間を持っていると自覚できること、その充実感が仕事にも活かされて、個々の幸福感が高まっていく、そんな生き方を示していると解釈できます。
厚生労働省は、平成19年から具体的に「仕事と生活の調和した社会」を定義づけて推進活動を進めていますが、鳥取市立病院においても、職員一人ひとりが、そんな実感ができることを目標に、日本看護協会の支援のもと、平成26年にワークライフバランス推進組織(委員は総勢16名)を立ち上げました。
今回は、昨年に引き続き、二度目の全体報告会を行いましたのでお知らせします。清水病院長からは「価値観は個々で異なるが、一人ひとりが毎日充実していると実感できる、そんな人生を送ってほしい。そのために組織を挙げてワークライフバランス活動を推進していく」、竹内副院長兼看護部長からは「看護師の数が十分とは言えない中でみんなが良く頑張ってくれていて誇りに思っている」とあいさつを受けた後、コアメンバーである中瀬看護師が、昨年度の活動内容とその成果について、インデックス調査結果などデータを用いて報告しました。今後は看護部だけでなく全職種へと範囲を広げ、活動を推進していくとのことです。
当院は、「信頼される病院」「心温まる病院」そして「楽しく働ける病院」という3つの理念を掲げています。職員一人ひとりが心身ともに健康で、充実感や、やりがい感を持って仕事に臨み「楽しく働く」ことが、安心安全で良質な医療を提供することに繋がり、その結果地域の皆さまから「信頼」され「心温まる」という評価を受けることができるのではないかと、再確認することができました。