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院長あいさつ

このたび、平成28年4月1日付で鳥取市立病院の病院長を拝命しました。皆さま、よろしくお願いします。

私は、鳥大附小、附中、鳥取東高を経て岡山で大学生活を過ごし、平成2年4月より当院に着任、以来26年になります。亡くなった兄が当時すでに市内で産婦人科を開業しており故郷に帰ることは想定していなかったのですが「鳥取に行く奴はお前しかおらん」と天の声が下り、助手生活はわずか2年、想定外の一人医長赴任でした。旧市立病院は、駅の南側、今度の新市庁舎建設予定地にあり、そのオンボロぶりたるや手術室にハエが飛んだこともあるくらいで、驚かされることも多々ありましたが、平成7年には現病院に新築移転となり貴重な体験もさせていただきました。

さて、当院は広い鳥取市圏域のみならず、若桜町、智頭町、八頭町、岩美町など、たくさんの方々を診療させていただいている自治体病院であります。その公立病院の医療として優先されるべきものは、まずは遺漏のない急性期医療の充実であり、がん診療(地域がん診療連携拠点病院)、次には2025年問題に象徴される慢性期、終末期医療への橋渡しであり、更には周産期小児医療の確保であると考えております。当然、介護、福祉との連携の要であります。当面は、人口、経済活動などすべてが縮小化に向かう中にある日本にあって、将来の地域社会を何とか支えていく大きな役割があります。

地域包括ケア、地域医療構想、公立病院改革プラン、病院機能分担などが今後のキーワードになってきますが、これらをすすめていくためには何といっても医師の確保が必要条件となり、同時に最も困難な要件となります。医師不足についてこの場では言及いたしませんが、診療科の偏在、地域偏在、勤務医の高齢化などは到底一公立病院で解決できることではありません。また、パンドラの箱を開けてしまった今、医師そのものの価値観、倫理観の変化も見逃すことはできません。

以前より当院に医師を派遣して戴いております岡山大学、鳥取大学、自治医大(鳥取県)、川崎医大、島根大学には一層のご理解をいただいて、密接に連携を保つことに努めていかなければと気持ちを新たにする次第です。

不思議なことに、県東部地区出身の初めての病院長となります。多病の私を幼少期からお世話いただいた東部地区の各病院、医院に限らず、すべての医療機関の皆さまにこれまで以上にご支援とご鞭撻を賜るようお願い申し上げてご挨拶とさせていただきます。


鳥取市立病院 病院長  早田 俊司

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