鳥取市立病院オープンシステム(開放型病床)とは
病院と診療所の連携により、入院や特殊な処置などを要するものは病院の施設を利用して行い、お互いに情報を交換しあってより良い医療を求めるシステムです。
診療所の医師は、患者さんが入院後も引き続き病院内で診療にあたり、病院は施設と機能を提供し、診療所の医師の診療活動を援助します。
患者さんが退院後は、再び診療所の医師の所で診療等を行います。
このことにより
- 患者さんは治療経過(入院前、入院中、退院後)の状況に即した一貫した治療を受けることができ、いわゆる総合病院指向が改善されます。
- 病院の高額医療機器等を共同利用することにより、地域医療界における不効率な投資を抑えることができます。
- 診療所の医師は、病院の医師等との交流、高額医療機器等の共同利用により自己啓発ができ、病院の医師は診療所の医師との交流により、地域のきめ細かな情報を得ることができます。
- 地域医療水準の向上が図られ、中核病院として地域医療との連携が確立されます。
※鳥取市立病院オープンシステムを利用するには登録が必要です。
手引き
1. 登録医となるための手続き
- 登録医申請書を東部医師会事務局へ提出
- 東部医師会長の推薦を加えて病院事務局へ提出
- 病院管理者の辞令交付
留意事項
委嘱期間は、1年(4月1日から翌年3月31日まで)で、年度途中(当該年度の末日まで)でも登録可能です。以後、1年毎に自動更新することになります。
2. 入院型式と主治医制
- Ⅰ型:病院医師が主治医で、登録医が副主治医
- Ⅱ型:登録医が主治医で、病院医師が副主治医
留意事項
①登録医が患者を入院させるにあたっては、希望があれば病院医師を指名することができます。特に希望がない場合には、病院側で指定いたします。
病院側の医師指定方法:各診療科責任者が指名します。
②主治医は、毎日の来院診療のほか、オンコール態勢が必要であり、副主治医の場合にも原則として週1回程度の来院が望まれす。
3. 入院手続き
- 登録医は、入院依頼票を患者サポートセンターへFAXで送信してください。入院予定日が決まり次第、入院予約票をFAXいたします
FAX 0857-37-1587
- 当院から届いた入院予約票を患者さんにお渡しいただき、当院への来院日や入院時に必要なものなどをお伝えください。
入院時に必要なもの
ア、入院予約票(オープンシステムの患者)
イ、マイナンバーカード(または資格確認書、健康保険証)
ウ、印鑑
留意事項
入院時間は、原則として9:00から16:00までとします。ただし、緊急入院の場合は、後でオープンシステムの手続きを行うことになります。
4. 診療
- 来院時の手順
1階 患者サポートセンターにて来院簿に記名及び名札をつけた白衣着用 → 病棟ナースステーション → 回診 → 共同診療録及び診療録に記載 → 帰宅後カルテに共同指導を記載
- 診療
診療は、病室もしくはナースセンター処置室
- 共同指導診療録及び診療録
登録医は、診療を行うごとに共同指導診療録に診療時間等を記入する。
診療録は日付及び必要に応じ投薬、処置などに関する意見や連絡事項を記載し、サインする。
- 診療時間
原則として13:00から17:00まで。ただし、やむを得ない場合20:00まで延長されますが、この場合、看護職員など著しく手薄となることをご理解ください。
留意事項
指示・投薬等は、原則として主治医が行い、その場合、処方指示等のコンピューター入力が必要です。
5. 退院
- 退院サマリー(診療録に添付)を病院と登録医で保存
退院サマリーの処理方法:主治医が記載 → 病棟看護師 → 患者サポートセンター → 登録医へFAX
- 診療録への記載
登録医は退院時の指導を行った旨を記載する
6. お問い合わせ・ご連絡先
患者サポートセンター(1階)
Tel. 0857-37-1526
Fax. 0857-37-1587