看護局からのお知らせ
フィジカルイグザミネーション研修を行いました
フィジカルイグザミネーション研修は、令和5年度から患者さんの病態を把握・予測し、病状の早期回復や悪化の予防につなげることを目的に開始しました。特定行為研修修了者が講師となり、令和7年6月の研修で延べ157名の看護師が受講しました。
現在の患者さんの状態や今後の変化を推測し、目的を持った観察方法とアセスメントの幅を広げる基礎編と、医師や医療スタッフ間で緊急性や重要性を共有する応用編に分け、段階的に学びます。普段行っている看護介入の思考過程を明確にし、倫理的かつ根拠を持って情報提供ができるよう学習を深めました。
受講生からは、
- 臨床倫理の視点から疾患や患者さんの状態を想起できた
- 想起した疾患や状態を肯定・否定するための情報収集を行う視点を学べた
などの意見が多数聞かれました。
フィジカルイグザミネーション研修開始後、RRTラウンド相談件数は年間85件から134件に増え、コードブルー件数は年間8件から3件に減少しています。患者ケアの質向上に学びを活かしています。