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被ばくQ&A

放射線とはなんですか?

 放射線には、X線、α線、β線、γ線、中性子線、電子線、陽子線などがありますが、当院で使用している放射線はX線とγ線、電子線のみです。


放射線検査では放射線の被ばくによる影響があると聞いていますが大丈夫でしょうか?

 病気の発見・治療、経過観察には放射線検査が必要となります。この検査によって被ばくという心配事もでてきますが、医師は、被ばくによる影響よりも病気の発見、治療に放射線検査が不可欠であると判断した場合のみに検査をしますので心配ありません。不安がありましたら医師または診療放射線技師におたずねください。


放射線検査ではどのくらい被ばくをするのでしょうか?

 放射線の量を示す単位はGy(グレイ)やSv(シーベルト)がありますが、放射線の身体への影響を考える場合にはSv(シーベルト)が用いられます。
 私たちが生活するなかで1年間に自然から受ける自然放射線の量は2.4mSv(0.0024Sv)といわれています。これは地球外の太陽や星、地面やまわりの建物などから受ける放射線の量です。
 医療での検査による被ばく線量は撮影する装置によって違ってきますが、おおまかな量を下表に示しておきますので参考にしてください。

被ばくQ&A

放射線検査で被ばくの影響は出てくるのでしょうか?

 検査によって放射線が照射された場所におこる障害と、放射線の影響で将来、がんや白血病、遺伝的影響(子孫に影響)がおこると可能性があるとの2つの場合に別けて考える必要があります。
 照射された場所におこる障害とは、放射線の影響で髪が抜けるとか皮膚が赤くなる子どもができなくなる(不妊)などの直接的な障害のことです。
 これらの障害は下表に示す被ばく線量を超えないとおこりません。したがってこの表からも、直接的な障害は特別な場合を除いて放射線検査ではおこらないことがわかります。

被ばくQ&A

 次は、がんや白血病、遺伝的影響についての問題です。これにはどれくらい被ばくを受けたら、その程度の影響がでてくるかとのはっきりとした物差しはありませんが、広島、長崎の原爆被ばく者を対象とした調査などでは、200mSv以上の被ばくがないと、これらの影響はおこらないであろうと考えられています。
 このことから考えますと放射線検査では200mSvを超える被ばくはほとんどありませんので将来の影響を心配する必要がないことになります。
 しかし、検査によってはこの値を超えることもありますので、ご心配でしたら医師または診療放射線技師におたずねください。


エックス線検査は何度受けても心配いらないのですか?

 撮影する部位によって被ばく線量は違っていますので、一概には言えませんが、胸のエックス検査を例にとってお話させていただきます。
 一回の検査で3回撮影したとしますと、合計で約0.4mSVを被ばくしたことになります。この量は、私たちが受ける自然放射線量の約1/5であり、ごくわずかの量であると考えられますので心配はいりません。


天性股関節脱臼で何度も股関節エックス線撮影をしてもらいましたが、大丈夫ですか?

 乳幼児や小児の股関節撮影では、卵巣や睾丸にエックス線が照射されないように鉛などのエックス線を透さないもので防護し撮影しますので心配はいりません。仮に防護なしで撮影したとしても被ばく線量は約1mSv以下であり問題になるような量ではないと考えられます。放射線による影響を心配されるより、病気を治すことを考えられた方がよいでしょう。


妊娠していますが、胸のエックス線検査をしても大丈夫でしょうか?

 胸のエックス線検査ではあなたの胸には約0.1mSvの被ばくがありますが、この検査で胎児までが被ばくすることはほとんどありませんから心配はいりません。
 放射線が胎児にあたえる影響は、受精後から8週までが特に影響を受けやすい時期だといわれています。また、受精から15週までの時期に100mSv以上の被ばくをすると流産や奇形、発育遅延の症状が出るおそれがありますが、病院で検査に用いる放射線量は少ないので特別な場合を除いてほとんど心配はありません。
 100mSvとは胸のエックス線検査では約1000回,腹では約100回を一度に受けたときの線量に相当する量です。


放射線を受けると子どもができなくなるのですか?

 病院でおこなうエックス線撮影では子どもができなくなるような被ばくはありませんのでまったく心配いりません。子どもができなくなる被ばく線量は3000mSvくらいですので通常の検査の1万倍ほどの被ばくがないとこのようなことはおこりません。


妊娠に気づかないで胃透視検査をうけてしまいました。子どものことが心配です。

 胃の検査1回の被ばく量は皮膚面で約50mSvとなります。胎児は皮膚面よりも深いところにいますので、50mSvよりも少ない被ばく量となります。胎児への影響は100mSv以上の被ばくがないと奇形や発育遅延の子どもは生まれないと言われていますので心配はないと思いますが、心配でありましたら産婦人科医に相談してみてください。

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