home病院のご案内診療科・部門のご案内募集情報

外科での肺癌治療について

肺癌外科治療方針

 病期Ⅰ期、II期、ⅢA(リンパ節転移が1ステーションに限局)を絶対適応とし、それ以外においても、集学的治療の一手段として、または、切除により、症状軽快等QOLの改善が見込まれる場合、手術を選択する。

 術式は開胸(広背筋切離、前鋸筋温存)葉切除 ND2a(リンパ節郭清)を原則とし、症例(年齢、進行度、肺機能を考慮)よっては、胸腔鏡補助下肺葉切除、区域切除を採用する。術後補助療法は、ⅠB期にはUFT内服2年間、II期以上の症例にはプラチナ製剤(シスプラチン、カルボプラチン)と新規抗がん剤(ビノレルビン、ジェムシタビン、ドセタキセル、ペメトレキセド)の2剤併用療法を4クール施行する。

治療成績

  平成13年1月より、平成21年12月までの9年間に切除した原発性肺癌は172例で、その術後5年生存率、平均生存日数をみると、図のごとくで、ⅠA期87,5%、2835日、ⅠB期77,8% 、2593日 II期 49,1%、1577日 III期52,8%、2036日 IV期では5年生存はなく、平均生存日数は520日である。

 術後合併症は、胸部外科学会調査で記載を要求されるものに相当するものは、創感染より膿胸に進展した1例、気管支断端瘻1例の2例のみである。

 術死(術後30日以内の死亡)は経験していない。在院死は、術後広汎脳出血で失った1例がある。

外科での肺癌治療について
文責: 山下 裕
日本外科学会認定医
日本外科学会専門医
日本消化器外科学会認定医
日本消化器外科学会指導医
日本外科学会指導医
日本体育協会公認スポーツ医
ページのトップへ